解決実績achievement
建設業の事例
2024年9月12日 | 横領事例
相談内容
建設会社の経理部長が支払を水増しして、会社の口座から、共犯者である友人の会社の口座に送金し、友人からお金を受け取るという手口で着服していました。その会社の経理事務は、経理部長と数名の事務員が行っており、経理部長よりも経理事務に精通している者はいませんでした。また、社長らもベテラン社員である経理部長を信頼していました。そのような状況であったため、長年にわたり、適切なチェックがなされず、支払が水増しされていたことは発覚しませんでした。ところが、税務調査で資金の環流を指摘され、経理部長の犯行が発覚しました。長年にわたる被害額は1億円近くに上りました。横領されたお金はギャンブルやキャバクラで費消されており、返済されることはありませんでした。
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